新興ボディコンテスト『Super Body Contest(SBC)LAGUNA TEN BOSCH』が8月15日(日)、愛知県・ラグーナテンボスで開催され、男女のエントリー選手が2つのカテゴリー、全10クラスに分かれて競い合った。TREND MEN’S EPIC (男子・18歳~39歳)で優勝した風間裕次郎選手は、社会人の時にテレビ番組の「笑っていいとも」の『腹筋イケメンコンテスト』で優勝したことでコンテストに目覚め、以後はボディコンテストへ本格的に出場するようになった経歴の持ち主。人生は何がキッカケになるか分からない。それからはトレーニングへの道へ突き進み、自分の居場所を見つけたようだ。身体能力が高く、なるべくして到達したコンテストの頂は、まだ肉体の理想を手にする通過点なのだろう。
取材:FITNESS LOVE編集部 写真提供:Super Body Contest事務局
風間裕次郎選手
トレーニングをはじめたきっかけは?
高校生の頃にブレイクダンスを始めたことをきっかけに、もっと上手くなりたいと思い、ダンスとは別で自重トレーニングを始めました。
ボディコンテストに出場するきっかけは?
2012年9月6日放送の「笑っていいとも」の『腹筋イケメンコンテスト』というコーナーに、当時の職場の先輩から放送前日に「出てこい」と言われて出場。あれよあれよと優勝してしまい、他にこういったボディコンテストはないかと探したところ、当時発足したばかりのベストボディジャパンの存在を知り、2013年に出場するようになりました。
SBCの大会に出場を決めた理由は?
ベストボディジャパンのモデルジャパン2018の総合グランプリをいただき、自分のポリシーを崩さず得意そうな他団体のカテゴリーは? と探したときに、SBCのTRENDというカテゴリーを知り出場を決めました。タイミング的にも今年の1月に腰の手術を経験し、約3ヵ月運動できない日々を経験し、手術前のボディコンディションに集中して戻すため7月の千葉大会も出場を決めました。
学生時代にやっていたスポーツ
小学生の頃は野球を、中学生はバスケットボール部で部長を、高校生からブレイクダンスを始め、ダンスの傍ら当時は珍しいロッククライミングも少々やっておりました。
現在のご職業
フリーフィットネスインストラクター
お仕事との両立について
仕事上、身体を動かすことが仕事なので、大会前の身体を絞る時には一石二鳥なところがあります。コンテスト的には、この仕事で良かったと思います。
大会に出場された際のご家族の反応は?
また出場するの? 程度の反応で、終わってグランプリを獲ったとしても基本は反応が薄いです(笑)。大会前の減量の食事の買い出しをお願いしたりするので、面倒そうな顔をしながらサポートはしてくれておりますが、面倒な時期が終わった程度のリアクションです(笑)。
普段のトレーニングメニューを教えてください
週3くらいでブレイクダンスの練習する日を設けて、週1・2くらいでジムにて胸・肩・腹筋など中心にマシンを使ってトレーニングしております。朝起きたとき、寝る前のストレッチや自重トレはほぼ毎日欠かさず行っております。
コンテストに向けてのトレーニングメニュー
ランニングの頻度を増やすくらいで、ほぼ普段の運動量と変わらないメニューを行います。あとは鏡を見てもっと肩を…胸を…と思ったら重点的にトレーニングを行う程度です。コンテスト前は食事管理が重要かと思います。
トレーニングをしていてつらかったこととそれを乗り越えた方法
トレーニングをしていてつらかった事はありません。逆にできない・動けない時間があると自分が自分でなくなってしまうような気がして、そちらのほうが辛いです。今年1月の腰の手術後、3ヵ月は激しい運動が禁止でしたが、腰に負担をかけない軽い運動を部屋でこなし、腰以外はいつでもダンスに復帰できるコンディションを保つようにしておりました。
トレーニングをしていて良かったこと
精神的にもまだまだ未熟なところも相まって、よく実年齢よりも10歳以上若く見られます。今でもダンスを始めた高校2年生の頃のように、気持ちは上手くなりたい一心で今でも取り組んでいる事が見た目にも表れているのかもしれないとも思います。
トレーニングでこだわっていること
腕や足の可動域を損なわないように、靭やかで動けるカッコいい身体にこだわってトレーニングしております。
食事でこだわっていること
あまり食べすぎないようにして、なるべく夜はサッパリした食事にしております。白米は自分の身体に合わないような気がして、20歳から今までほとんど食べてないです。
コンテストに出て良かったこと
トレーニングしてダンスしているだけでは出会えなかった方々と繋がれたり、グランプリを取れば少なからずいろいろな年代の方々からリスペクトをいただけることが嬉しく思います。結果が全てではありませんが、コンテストに出場する上での励みには繋がりますし、過去のコンテストでグランプリをいただいた時には、身の引き締まる思いと共に私生活にもトレーニングへ向かう姿勢も生半可な気持ちでは出来ないし、情けない姿は見せられないと、自分を戒めるいいきっかけになっております。
今後の大会での目標
自分らしく拘りを持ち、SBC・TRENDのコンセプトに沿った形と自分の中での理想の形をすり合わせた先に総合グランプリが待っていると信じてFINALに挑戦しようかと思います。