コンテスト情報

「重症コロナ病棟でのストレスを救ったのはビキニ競技」筋トレで人生を向上させた看護師

10月30日(土)に静岡県富士市で『マッスルゲート静岡』が行われた。この大会のエントリー総数は348名と大きな盛り上がりを見せた。新競技・ウーマンズレギンスをはじめ女性選手も多く出場し、熱戦を繰り広げた。ここでは、ビキニ35歳未満163cm超級で優勝した看護師に14の質問をした。

取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介

【画像】北澤佑衣菜選手のバックポーズを含む大会写真

北澤佑衣菜選手

トレーニングを始めたきっかけ

2年前まで夜遊びが好きで、クラブのセキュリティをやっていたボディビルダーに誘われたのがきっかけでトレーニングを始めました

マッスルゲートに出たきっかけ

看護師として集中治療室で勤務していて、職場がコロナ禍で重症コロナ病棟となった時からストレス性胃腸炎、円形脱毛、ストレス過食、不眠症になりました。トレーニングもモチベーションが下がり目標を失っている中で、通っていたゴールドジム大塚で渡辺実さんに、"ビキニに出ればいいじゃないか!"と声をかけられて、そこから大会を目指すようになりました。

学生時代にやっていた部活・サークル

バレーボール15年間

現在の職業

看護師、パーソナルトレーナー(フリーランス)

お仕事との両立

コロナ患者と直接接する不安とストレスがありました。重症コロナ病棟を退職してフリーランスで看護師を始めてからもワクチン接種や酸素ステーションでコロナ患者と接する業務を行い、かなり多忙でほぼ休み無しで働いていましたが、大会という目標があったので両立できたかなと思います。

ご家族の反応

静岡大会には長野県の遠方から母と兄が応援に来てくれました。母からは"こんな娘がいて誇りに思う"と言ってもらえて、祖父母は近所親戚中に自慢して歩いています笑

普段のトレーニングメニュー

今まで大会を目指していなかったので特に決めずに4分割で好きなペースでやっていました。スクワットとデッドリフトは重量にこだわって筋肥大を狙っていました。

コンテストに向けてのトレーニングメニュー

ほぼオフなしで4分割(脚→胸→背中→肩)で回していました。特に自分はフロントとハムストリングの絞りが甘かったので、弱点強化日も作って動かすようにしていました。1日2〜3回有酸素を行いました。渡辺実さんの教えで、ボディビルの規定7ポーズの練習もしていたため、ポージングの軸はうまくなったと思います。

トレーニングをしていてつらかったこととそれを乗り越えた方法

コロナ病棟で働いていた時のストレスと比べるとトレーニングでつらいと感じることはありませんでした。特に伸び悩むこともなく減量中も重量を伸ばし筋量を増やしつつ楽しくトレーニングできました。

トレーニングをしていて良かったこと

昔は夜遊びが好きでお酒もよく飲んでいましたが、生活リズムを整えることの快感をトレーニングを通して得られることができたので、お酒もやめて、夜は早く寝て、早く起きて神社で瞑想することがなによりも幸せなことだと若いうちから気づけたことですかね。

トレーニングでこだわっていること

減量の最後まで必ず重量を伸ばすことにこだわりました。

食事でこだわっていること

無理な食事制限は特に若い女性にとって健康を害するので微量栄養素を野菜などの自然食で摂取して健康的に脂肪を減らすようき心がけました

コンテストに出て良かったこと

コロナ病棟で働いていたストレスで自己肯定感も下がり生き甲斐も失っていました。コンテストで優勝したことで、自分に自信を持ち来年に向けた目標ができ、仕事上でも夢ができたので人生の全てが向上した気がします。

今後の大会での目標

私は柿夏芽選手にコーチングしてもらっています。なので夏芽さんを目標にJBBFオールジャパンを経てグラチャン、世界選手権に出場するのが目標です。

【画像】北澤佑衣菜選手のバックポーズを含む大会写真

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