東京港区に、国内初となる完全個室型のフィットネス&サウナが誕生する。アミューズメント事業を全国展開するNEXUSグループが、これからのNEWスタンダードな非接触型のスタイルを導入したフィットネス事業をスタート。ビジネスホテル1棟全体を改装し、個室でトレーニングをできるようにしたという。
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フィットネスフロアは全43室、ロウリュウサウナフロアは国内最大級設置の21室の完全個室化を実現した。また、国際的スポーツイベントでオフィシャルサプライヤーを務めるテクノジム社のバイオサーキット(Biocircuit)を最大数設置されているのが特徴だ。ちなみにバイオサーキットは、ログインするだけで利用者に合わせてカスタマイズに対応してくれる嬉しい機能を搭載。設定した時間まで心置きなくトレーニングが可能となり、待ち時間なしでノンストップで移動できるガイド付き未来型AIトレーニングサーキットとなっている。(※写真はクリックで拡大します)
1階のクラブラウンジでは、チキン、ライ麦、生スムージー、プロテインなどの健康メニューを用意。4階はソロサウナ。5階は女性専用フロア。6階は、フィットネスフロアとなっている。(※写真はクリックで拡大します)
24時間営業で、料金は、入会金30000円、月会費30000円、事務手数料5000円となっている(すべて税抜き、ルームチャージ代は別途)。
同グループのフィットネス事業部の三上剛史部長は「『輝く人生の旅』をテーマに、港区在住もしくは勤務する30から40代の男女をメインターゲットにしています。会員数は500名から1000名、一日の稼働は2000回転を想定しています」と事業プランを明かす。同伴が一人認められているため、フリーのトレーナーがこの施設で個別レッスンをすることも可能だという。
内覧会ではNEXUS所属のフェンシング東京五輪団体金メダリスト・見延和靖選手がバイオサーキットを体験し、充実した施設に満足の様子だった。また、イメージキャラクターの林紗久羅さん、村雨辰剛さんともに、Majestyを盛り上げていくこととなる。
NEXUSグループの星野敏・取締役代表は「2020年の東京オリンピックへ向けてインバウンド事業を見込んでいましたが、ホテルの稼働が20%を下回り、売却しようかと迷っていたところ別の形で運用しようとすることになりました」と経緯を語る。星野代表は、フェンシングで日本代表を目指していたことがあり、ル・マン24時間レースに挑戦するレーシングドライバーだ。自宅にフィットネス施設を作って肉体を鍛える大切を学んだことから、今回の個室型フィットネス&サウナ構想が浮かんだという。
ウィズコロナ、アフターコロナの新しい形が、ここに誕生しようとしている。
(※写真はクリックで拡大します)
Majesty-onarimon clibマジェスティ御成門クラブ
住所:東京都港区西新橋3-23-26
執筆者:松井孝夫
ベースボールマガジン社からフリーランスのライター&編集者として独立。メインは格闘技をベースに取材執筆活動中。サッカー、ラクビー、野球と取材の幅を広げつつ、肉体作りもテーマに取り組んでいる。