研究によると、豆を肉と比較することは決して無意味ではないそうだ。特にヒトの体の健康を考えれば、肉より豆の方が有効だし、カロリーにおいても豆と肉は十分に対等であるといえるのである。
text by IRONMANセレクション
豆のパワー
豆が健康に役立つと言われているのは、十分な食物繊維や水分が含まれているためだ。いずれ私たちに満腹感をもたらす要素であるため、豆を加えた食事は摂取カロリーを制限することができ、しかも少量の食事でも腹が十分に満たされるのである。
植物の恵“フィトケミカル”
また豆には肉には含まれていないフィトケミカルがある。フィトケミカルのフィトはギリシャ語で“植物”を意味する。つまり植物にのみ含まれる有用な化学物質が豆にはあるのだ。これからの物質の中には抗酸化作用が極めて強いものも多くあり、米国農務省が行った研究では、一般的な100種の食材に含まれる抗酸化物質が調べられ、トップ5は全て豆が占めていたのだそうだ。
ちなみにトップ5に入った豆類は小豆、金時豆、うずら豆、黒豆、そして白インゲン豆である。