レオナ 負ける要素が見当たらないです。「勝ってみろよ」っていう感じですね。
半澤 あんまり自信満々になるのもよくないですけど、それだけやってきてますからね。言うだけのことはやってると思いますよ。
──確かに、以前にお話を伺ったときは「勝てるかどうかは五分五分。勝つ自信はあるけど、分からないからぶつけて試したい」という発言をされていました。その頃に比べたらだいぶ変わってきていますね。
レオナ ああ、確かにそういう風に言ってましたけど、今はあのときの比じゃないです。ここまでずっと、「絶対勝てる」という練習を積んできたので。
──では、今は勝つ確率は100%ということですか?
レオナ 試合って、何があるか分からないじゃないですか。だから100%とは言いませんけど……まあ、70%ぐらいですかね。
──それでもかなり確率が上がりましたね。そして、この間には大晦日、RIZINの会場に武尊選手が現れるという出来事がありました。レオナ選手はどう思いましたか?
レオナ いや、何の関係もないですから。影響とかは特にないですよ。
半澤 こっちには、何の関係もないもんな。
レオナ それはそれで、格闘技が盛り上がると思うのでやってくれればいいと思いますけど、それと僕が勝つことは全然別なので。
──最初は福岡大会の予定が代々木第一体育館になり、最終的に試合が決まった3月28日は一週間前の東京ガーデンシアター大会と合わせて「K’FESTA.4」ということになり、場所は日本武道館になりました。会場について、何か思うところはありますか?
レオナ いや、場所についてはそんなに気にしてないです。福岡だったら遠かったな、ということぐらいですかね。
──武道館は様々な興行が行われている会場でもありますが、武道館で格闘技を観たことは?
レオナ ないですね。
半澤 柔道を観に行ったじゃん。
レオナ ああ、そうか。練習仲間の向翔一郎が出たので、応援に行ったんです。あと、大学の卒業式が武道館でした。
半澤 俺はプロレスを観に行ったことがあるけどね。UWFインターの大会で、ベイダーとか出てて。
──それはニアミスしている気がします(笑)。しかし、大学の卒業式をした同じ場所で試合をするというのもすごいですね。
レオナ 武道館がどうこうというよりも、大きい会場でやれるというのはそれだけ注目してもらえているということなので、それはうれしいですね。
──1月には弟の加藤虎於奈選手がKrushウェルター級チャンピオンにもなりましたが、試合後に「結果的にこれでよかった。もし当初の予定通り、兄弟2日連続でタイトルマッチだったら大変だった」と言っていました。
半澤 まあ、確かに大変だったでしょうね。実際にそうなったらなったで、虎於奈がベルトを獲った後だったらその勢いというのもあったんでしょうけど。
レオナ 2日連続だったら、少なくとも僕はセコンドにつくことはなかったでしょうからね。
半澤 レオナがセコンドにいなかったら、虎於奈はあんなに戦えたかどうか(笑)。
レオナ ですね(笑)。
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