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6.13RIZIN決戦直前!朝倉海ロングインタビュー「優勝しなければ意味がない」

朝倉海選手

──ケイプ選手の戦いに、自分を重ねて見ることもあるのですか。
海 やっぱり、イメージはしますね。だからこそ、マネル・ケイプが負けたことによって自分も悔しい感情が出てくるというか。自分もUFCに出て戦いたいなという思いがありますし、自分が戦ったらどういう展開になるのかなと考えながら見ることが多いですね。
──現UFCバンタム級王者のアルジャメイン・スターリング(ジャマイカ)はUFC初出場から7年目での戴冠。海選手も世界チャンピオンまでの道のりは長いスパンで考えていますか?
海 自分としては、ダラダラと長く格闘技をやるつもりはなくて、長くないと決めているからこそ、一番強いときに(世界に)挑戦したいなと思っているんです。今回のトーナメントに出ようという気持ちになったのも、日本で一番強いことを証明して、自分自身がベストのときに海外に行こうと思ったからです。
──1回戦の会場は東京ドームが濃厚です(4月17日現在)。強さを証明する舞台としては申し分ないですね。
海 東京ドームで試合をするのは目標の一つだったので、本当に嬉しいことですよね。それに、自分の目標というだけでなく、格闘技が世のなかに広まって来たという証にもなるじゃないですか。ちょっと前だったら「東京ドームで格闘技」は考えられない話だったと思うので、広まってきているのが実感できていることも嬉しいです。
──立ち技では那須川天心選手と武尊選手が互いのイベントに来場し、対戦の機運が高まっています。対戦が決定すれば、格闘技全体の注目度も、ますます上がりそうですね。
海 これまでずっと団体の壁があって実現できないカードだったのが、ここに来てお互い歩み寄ってきて、ついに実現するんじゃないかというところまで来ている。ずっと前から思っていたことですけど、僕はどの団体やプロモーションも格闘技を一緒に盛り上げる仲間だと思っているので、一緒になって団結して盛り上がってほしいなと思っているんです。実現したら、格闘技界がさらに盛り上がるきっかけにもなると思うので、そうなったら嬉しいですよね。
──バンタム級トーナメントも負けてはいられない?
海 いや、決して敵だとかライバルみたいに思っているわけではないので、そっちより自分たちのほうが面白いとか盛り上がるというより、一緒に盛り上げるという気持ちが一番ですね。キックの試合を見に来た人にも「朝倉海の試合が面白かったね」と思ってほしいし、僕の応援に来た人にも、他の選手の試合やキックの試合を絶対に見てほしい。それが本心です。今度のバンタム級トーナメントも、盛り上がることは間違いないと思っているし、自分としてもチャンスがあれば倒しに行く。しっかりKOか一本で勝って、次のラウンドに進みたいと思います。


Kai Asakura
1993年10月31日、愛知県豊橋市出身 身長172cm、体重61kg
初代THE OUTSIDER55-60kg王者 第3代 RIZIN バンタム級王者 トライフォース赤坂所属

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