格闘技

ムエタイ世界王者を衝撃KO!女子キック界にビックインパクトを与えた“期待の18歳Ayaka”

Fight&Life編集部

関西のリングを拠点に活躍し関東圏では知名度の低かったAyakaだが、2月11日に開催された『RISE GIRLS POWER 2』では、ムエタイ世界三冠王・伊藤紗弥に生涯初のダウン&KO負けを味わわせて強烈なインパクトを残した。一躍名を広めた伸び盛りの18歳の強さの秘密に迫る。

女子キック界にビックインパクト!

──高校卒業おめでとうございます! 今年から大学に進学されるのですか?

Ayaka 大学には進学せずにアルバイトしながらプロキックボクサーとしてやっていくと決めました。

──高校生活は楽しかったですか?

Ayaka いい思い出がなく、楽しくはない高校生活でした(苦笑)。私はスポーツ科学コースに入っていてクラス自体が他のクラスから邪険に扱われていましたし、荒れたクラスだったので自分も他の生徒と同じように見られるのが凄く嫌だったんです。早く卒業したいと思っていて、卒業式も出ませんでした。

──周りの友人はキックボクシングをやっていることは知っているのですか?

Ayaka 知ってました。クラスのみんなとは関わらないようにしていたのですが、昨年11月にNJKFミネルヴァ ピン級チャンピオンになった途端に「俺たち、友達だよな?」と寄ってくる連中が増えました(笑)。

──よくある話ですね。高校生のうちにチャンピオンになるという目標はあったのでしょうか。

Ayaka アマチュアでは40戦ぐらいして、プロデビューが高校2年の時と遅かったので少しでも早くチャンピオンになりたいとは思っていました。

──プロデビューしてから1年半でチャンピオンになっていますが、アマチュア時代から戦績は良かったのですか?

Ayaka 元々父が空手をやっていたことで小学4年生の頃に興味が沸き、3姉妹で寸止め空手をやっていたのですが、私はどうしても攻撃を当ててしまう癖が取れず、最後まで打ち抜くことが認められるキックボクシングをやりたいなと思って小学5年生の頃に大阪の風吹ジムに入り、キックを始めたんです。最初は男の子と試合をすることが多く負けが多かったのですが、三重に引っ越ししてから健心塾に入りました。学年も上がって女の子との試合が多くなり、勝ち続けていた時期に唯一負けた試合がアマチュアSBで対戦した那須川梨々さんとの試合でした。ちなみに私が長女で、次女は最近プロテストに合格しました。

──高校進学と同時にプロになる選手は多いですが、なぜ遅かったのでしょう。

Ayaka プロになる前にアマチュアでベルトを獲ってちょっと有名になってからプロデビューしたいと思っていたところ高校1年の時にベルトを獲ることができたので、プロビューは遅くなりました。デビュー戦(18年4月29日)ではいきなりNKBランカーの喜多村美紀選手だったのでここで勝てば名前も上がると思ったのですが、判定負けでした。プロ3戦目でIMARI選手に初ダウンを奪われて負けましたが、それ以降は7連勝しています。

──2つの敗因は?

Ayaka 私は倒そうと思うと力んでしまい変な試合をしてしまいます。練習だけでなく、試合でも楽しんでやれるように笑うことを意識したらリラックスして戦えるようになりました。練習はきつい内容なので、それでも笑っているところを傍から見られたらただのおかしい人かもしれませんね(笑)。

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