──今後の目標はありますか？
Ａｙａｋａ ＮＪＫＦの後楽園ホール大会で試合をすることです。後楽園ホールは格闘技の聖地と言われているので、格闘家にとってそこで試合をするのは夢じゃないですか。出させていただけるように、自分の名前を売っていきたいですね。今年２月にＮＪＫＦの２０１９年の年間表彰式が後楽園ホールであり、私はミネルヴァ優秀選手として選ばれました。表彰されるときにリングに上がったら、会場は四方のお客さんから見られるような作りになっていて、試合をしたら注目されるからぜひやりたいなとテンションが上がっちゃいました（笑）。
──同世代の選手が活躍されていますが、ライバル視している選手はいますか？
Ａｙａｋａ 同じ身長の魁塾の百花さんを意識しています。大阪に出稽古に行くと一緒に練習して凄く仲もいいのですが、お互いに「いつかやろう」と言い合ってます。今まで仲のいい選手とやったことがないので躊躇は全くないですね。倒す気ももちろんあります。
──狙っているタイトルはありますか？
Ａｙａｋａ ＩＳＫＡの世界タイトルが欲しいのでぜひチャンスをいただきたいと思います。（過去には、同じＮＪＫＦ所属の国崇、中嶋平八、宮島教晋がＩＳＫＡのタイトルを獲得している）
──今、女子格闘技界は盛り上がってますが、意識してますか？
Ａｙａｋａ ＮＪＫＦさんが女子部門のミネルヴァを立ち上げてくれたことで色んな団体の垣根を越えて試合をすることができて女子格闘技も盛り上がっているので、そういう意味でもミネルヴァの舞台には感謝しています。自分も盛り上げる一人になりたいですね。
──選手としてはＲＥＮＡ選手の活躍も目立っていますが、意識はします？
Ａｙａｋａ キックボクシングを始めたきっかけは、実はＲＥＮＡ選手の影響もあるんです。もともと所属していた風吹ジムはＳＢの加盟ジムですし、以前にＤＥＥＰ ＫＩＣＫに出た時に会場にＲＥＮＡ選手がいたという話を聞いたことがあったので、いつか会えるんじゃないかと思って試合に出ているのですが一度も会えてないんですよ（笑）。前回のＲＩＳＥでも会場でお会いできるかと思ったのですが、いませんでした。ＲＥＮＡ選手は戦い方が綺麗ですし、私は動画をよく見てフォームも真似ています。でも、ＲＥＮＡ選手が立ち技から離れてＲＩＺＩＮでＭＭＡに挑戦した時はショックでしたね……。その影響もあって、伊藤選手に勝った時のリング上でのアピールで「今日はＲＩＺＩＮのリングに上がって……」と言ってしまったのかもしれません（苦笑）。対戦したいとずっと思っていたのですが、ＲＩＺＩＮに行ってしまったので……。
これから頑張ってＲＥＮＡ選手の存在を超えるしかないですね。
──今後の活躍を楽しみにしています。
Ａｙａｋａ 周りの期待に応えられるようにもっと練習して上にいきますので応援よろしくお願いします。応援してくれる方に感謝の気持ちとしてＩＳＫＡのベルトを狙いにいきます！
Ayaka
2001年5月29日、三重県出身
身長150㎝、体重46.0kg
NJKFミネルヴァピン級王者
戦績：10戦8勝
Fight&Life Vol.78
「地方からの逆襲：三重県編」
取材・写真＿安村 発
