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1.23RISE直前!爆発的な攻撃力の“次世代型クラッシャー”に注目セヨ

数島大陸選手

数島大陸選手

数島 そうですね。練習でやっているサウスポー対策の感覚を試合でやっていたら身体が覚えているので、たまたま出ました。最後はKO勝ちしたことで、渚海が実際に出た時よりもインパクトある勝ち方ができたんじゃないかなと思います。滉大さん、渚海はテクニックで翻弄するタイプで、僕は二人と比べたらテクニックは劣るのですが、一発の破壊力は僕の方があると思います。倒すことで会場は沸いて、周りからの評価も高くなるので、今後も倒すことを意識していきたいと思います。
──これで戦績は8戦無敗となりました。プロデビュー前はここまで順調に来るとイメージしてました?
数島 そうですね。ベルトを巻くまでに一度でも負けていたらもう話にならないと思っているのでイメージ通りには来ています。
──その8戦の中には、5戦目で元ラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王者の竜哉・エイワスポーツジム選手とドローになった試合もありました。この試合も薩摩3373選手の怪我による欠場で代役出場したものでした。
数島 RISEフライ級が新設されて竜哉選手がその一発目の試合でした。いずれ対戦する可能性のある選手だからしっかり見とかなあかんと思ったら、いきなり対戦の話が来たという(苦笑)。今考えると経験的にも実績的にも、かなり実力差がある試合でしたが『ここで勝って絶対に見返したろう』と思いましたね。早い段階でその階級のトップ選手とやっておけば、自分の実力も分かります。『今まで練習でやってきたことを出せば大負けすることはない、レベルの差はある相手ではない』と思いながら試合に挑んだら結果はドローでしたが、1Rにダウンを取れましたし、自分の中で2段階、3段階上のレベルに上がれた感覚がありました。
──格上選手とやることで得るものは大きかったですか?
数島 そうですね。常に強くなりたいというのが自分の中に一番にあり、やはり強いやつとやると自分のためにもなりますし、さらにいい試合をすれば周りの評価も上がるのでこれからもどんどん強いやつとやりたいです。
──今後はどういうことを考えてますか?
数島 フライ級でタイトルを狙っていきたいので、早くRISEさんにはベルトを作ってほしいです。ベルトを作ってくれた方が層は厚くなって、強い奴もどんどん出てくると思うのですが、そういう中で僕がフライ級を引っ張っていかないと始まらないと思います。そして、滉大さん、渚海よりもRISEのベルトを早く獲ったろうと思います。二人はトップ戦線に食い込んでいて、僕はまだデビューして1年ぐらいです。心の中では〝二人とも油断しとったら知らんぞ〟と思っています。
──ちなみに憧れの選手像はありますか?
数島 小さい頃から憧れの選手は特にいなく、ずっとキックボクシングが好きでやってきました。色んな選手の映像を観るのですが、その選手のスタイルに寄せた戦いはせず、那須川天心選手のカウンター技術やパッキャオ選手の踏み込みとか自分がいいなと思った選手のフェイント、技術をパクって融合させて自分にしかできないスタイルを作っています。今の完成度はまだ10~15%ぐらいですけど。
──キック界だと天心選手の存在は大きく、一度は手を合わせてみたかったと思いますか?
数島 やりたい想いは正直ありますが、自分はまだそういうレベルではありません。天心選手は4月がキックのラストマッチになります。今後のRISEでは原口健飛選手が中量級を引っ張っていく選手ですが、天心選手がいなくなってからのRISE軽量級は僕に任せてもらいたい気持ちがあります。キックボクサーがボクシングに転向してもキックに戻ってくるパターンが多いじゃないですか。天心選手がキックに戻ってきて「数島とやりたい」と思わせるぐらいまで大きな存在になりたいと思います。
──最後に気になることが1つ。数島選手の決め台詞の「キックボクサー、泣かないぜ!」にはどういう意味があるんですか?
数島 何かインパクトある言葉を言いたかったので特に意味はありません(笑)。そのままの意味でキックボクサーは泣かないんです。僕は勝ち続けるから涙なんか見せないよ!

「RISE 154」
2022年1月23日(日)東京・後楽園ホール
開場17:00 本戦開始17:30
<決定対戦カード>
▼フライ級 3分3R
数島大陸(及川道場)vs空龍(空修会館)


Riku Kazushima
2002年12月28日、大阪府出身
身長164㎝、体重51.5kg
第30回全日本新空手道選手権大会
K-3GRAND PRIX 2019軽軽量級優勝
戦績:8戦6勝(4KO)2分
及川道場所属

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