ジムエリアに所狭しと並べられているトレーニングマシン。
トレーニーならば初めて行ったジムで初めて見るマシンと出会った際にはわくわくするもので、
それはまるで大人の遊園地のよう。
しかし、マシンの特性を理解し、正確に使いこなしている人はどれほどいるだろうか。
「どのように使えばいいのかよく分からない」
「使ってみたけど負荷が抜ける感じがする」
「軌道が体のサイズに合わない」
ここではマシンに関する疑問の数々を鈴木雅選手が解決。トレーニングマシンの使いこなし術を解説していく。
まずは「デクラインチェストプレス」の動画をご覧ください!
ポイントをまとめると・・・
①マシンの軌道に合わせて視線を向ける
②足幅を閉じておこなう
③グリップはサムアップグリップ
このようにそれぞれのマシンの構造とそれに合った使い方があります。
では、次は「ケーブルクロスオーバー」をみてみましょう!
初動から終動まで負荷が抜けないと思われがちなケーブルクロスオーバーであるが、
回転抵抗ではないため、終動では肘を伸ばさないと負荷が抜けてしまいます。
ペックフライのように肘を曲げたまま絞るのではなく、最後は肘を伸ばして胸を収縮させましょう!
“軌道”がとても大切です。
今回は大胸筋のマシンの使い方として、デクラインチェストプレスとケーブルクロスオーバーを紹介させていただきました。他のマシンの使い方は現在発売中のIRONMAN2020年4月号をご覧ください。
鈴木雅(すずき・まさし)
1980 年12月4 日生まれ 福島県出身。
2004 年にボディビルコンテストに初出場。翌2005 年、デビュー2年目にして東京選手権大会で優勝。2009 年ワールドゲームズボディビル80㎏級3 位。2010 年から日本選手権で優勝を重ね、2018 年に9 連覇を達成。2016 年にはアーノルドクラシック・アマチュア選手権80㎏級、世界選手権80㎏級と2 つの世界大会でも優勝を果たした。
取材:藤本かずまさ 撮影:北岡一浩
(IRONMAN2020年4月号掲載)