毎月15日に発売される雑誌『ボクシング・ビート』は、マニアが多いといわれるボクシング界にあってその専門性の評価は高く、ジム関係者を含む多くの固定読者に愛され続けている。最新号(2021年8月号)の表紙は「井上尚弥」。7月15日(木)発売のボクシングビート最新号の見どころをお届けする。
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ボクシングビート(2021年8月号)
見どころ
特報/WBA・IBF世界バンタム級戦 井上尚弥
■井上、ラスベガスでまた圧勝
6月19日(日本時間20日)にラスベガスのヴァージンホテルで行われた世界バンタム級戦は、王者井上尚弥(大橋)が予想通りの圧勝。IBF1位の挑戦者マイケル・ダスマリナス(フィリピン)を早々に見切り、3回2分45秒でフィニッシュした。サウスポーのダスマリナスから奪った3度のダウンはいずれも左ボディーによるものだった。昨年10月に続くラスベガス戦だったが、どこで戦ってもモンスター・パフォーマンスを発揮する井上にはあきれる。
■まだまだ更新しそう 井上のレコード集
これまで3階級で世界王座に就いている井上。初のタイトル獲得は7年前、L・フライ級での6戦目だった。以降すべてが世界戦で16連勝をしている。同じバンタム級では山中慎介の13連勝、長谷川穂積の11連勝を超え、全階級を通じても具志堅用高の14連勝の上をいき日本人歴代トップ。
センセーショナルなファイトぶりで世界戦ですら勝って当たり前とみられるモンスター。それゆえに大きくはクローズアップされていない大記録である。
■「規格外」井上はどこまで行くのか
ライバルたちの動向 カシメロ×リゴンドウ展望、そしてドネア
大リーグの大谷翔平同様に規格外の活躍を続けるモンスター。井上本人は「バンタム級でナンバーワンを示すためには4つのベルトが必要」と王座統一を今の目標に掲げているが、PFPトップの評価も今後狙えるだろう。さて他団体のチャンピオンたちの動向は・・・。
コロナにやられた
ヘビー級王者フューリーの対ワイルダー第3戦延期!
ワイド特集
目指すは「王者」ばかりではない
今どきのボクサーたちの「戦う理由」第2弾
ここに登場するのは、無冠のボクサーたちである。皆それぞれに人生があり、それぞれのやり方でボクサー生活をエンジョイしている――前号で好評いただいた特集の第2弾をお届けする。
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ボクシングビート 2021年8月号
発売日:2021年7月15日(木)
定価:980円(税込)
発行:株式会社フィットネススポーツ