高重量のパワーラックやバーベルなどのトレーニング器具は、自宅の一般的な床に置いて問題ないのだろうか?ホームジムを検討した人なら誰もが疑問に思うだろう。けれど、実際にホームジムを作っている人は大勢いる。何に注意したらよいのか、ホームジム製品を販売しているフィットネスショップに話を聞いてみた。
【監修:フィットネスショップ】
「自宅の床は器具の重さに耐えられる?」という質問にお答えいたします。
特に高重量を扱われる方なら、例えば、体重が100kg、パワーラック100kg、バーベル総重量200kg、ベンチ台や床材で100kgとすると、パワーラック一式だけで500kgを越えてしまいます。
しかし、現在(2013年1月に調査)の建築基準法では、長期積載荷重の最低基準が180kg/㎡と定められています。これは局所的に当てはめる物ではなく、部屋全体の計算に使う基準値です。例えば、6畳間を9.72㎡とすると、その部屋全体の長期積載荷重は最低でも9.72㎡x 180kg=約1750kgはあるということになります。従って、器具の総重量が400kgや500kgを超えていたとしても、部屋全体では十分に耐え得る重量であることがわかります。荷重が局所に集中しない場合、まず問題はございません。しかし、柱から離れた位置に重量物を集中させる場合や、住宅の老朽化、欠陥工事などさまざまなマイナス条件もありますから、ご不安のある場合は専門家へ相談しましょう。
柱から離れているひとつの場所に高重量がかかりすぎないようにケアする必要がありそうだ。心配な方はフィットネスショップや専門家に相談してみよう
※この記事は「フィットネスショップ総合カタログ2020」に掲載したものです。
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