「美容や健康に良いことがたくさんある中で、私が一番こだわってきたのは『食』です」
そう話すのは、美容・健康オタクとして自身の経験をSNSで発信し続けている寺嶋理紗さん(45)。24歳までの寺嶋さんはかなり適当な食生活を送っていて、アトピーや喘息、肌がかぶれやすいなどのアレルギー体質だった。
24歳の時、美容・健康習慣に目覚めたのはひょんなことがきっかけだった。
「ある時、トマトをたくさんいただき、毎朝食べていたら何となく心身が快適だと感じました。でも、毎朝トマトを食べるのは飽きてしまったので、もともと大好物の果物に変えて食べるようになりました」
そこで果物の美容効果を調べ、ビタミンやミネラル、食物繊維などを豊富に含んでいることを知る。ますます果物の魅力に惹かれた寺嶋さんは、毎朝果物を食べ続け、自身のSNSの名前を“リサリサフルーツミックス”にするほど。
「もう毎朝果物を食べないと気持ち悪いというか、食べないなんて考えられないぐらいの習慣になりました。身体が快適ですし、お肌も褒められるようになり、年齢より若くみられるのも、大好きな果物を毎朝食べる幸せが脳に良い影響を与えたり、果物による抗酸化作用のおかげかなぁと思います」
食生活の重要性を強く感じた寺嶋さんは、長く食べ続けられる食材、食生活の見直しをすることに。
「私は、美容・健康習慣を始めた24歳の時に『食事日記』をつけることを習慣化し、日付と体重、体脂肪率、時間帯で食べたものを全て書き、観察してきました。食事日記をつけていると、食べものによって心身や肌、おなかの調子(腸、お通じやガス)、体重増減の傾向が掴めるようになります。一般的に、身体に良いと言われるものでも自分には合わない食材だったり、さらにそれが普段なら大丈夫だけど、心身が疲れ気味の時には避けた方が良いなどのコツがわかるようになりました」
食事日記による自己観察から、美容や健康に大きく関係していると感じた食材は、食物繊維、抗酸化物質を豊富に含んだ果物、野菜、それと肌や髪、爪、身体を作るタンパク質だった。そこから毎朝の果物と、寝る前のコラーゲン(今はプロテイン)、ビタミンCを21年間欠かさずに摂り続けている。
42歳からは、痩せ型でメリハリのないスタイルを解消するためにジムに入会。今まで培ってきた食事習慣を活かしながら、身体作りに励んだ。「精神面でも肉体面でもだんだんと変化が見えてきて、どんどんトレーニングが好きになり『あぁ~今、筋肉が活動している!生きている!』と、体力がつくことにすごく感動しました」
トレーニングで血流が良くなることで、肌の調子も良くなり、年齢による顔のたるみが防げているのを実感。美容・健康習慣の中に「筋トレ」も欠かせない習慣に加わった。
現在は、新しい挑戦としてビキニフィットネス競技を中心にボディコンテストに出場。今まで、培ってきた美容・健康習慣を武器に、これからは競技者としての新たな身体作りに向かって奮闘する。
文:Woman’sSHAPE編集部