デッドリフトで骨盤の姿勢を整えて美尻実現へ
「実はヒップにはいちばんデッドリフトが効くんです」
と石井先生は言っていました。
デッドリフトは、背中からヒップ、ハムストリングスにかけて、背面を鍛えるのに効率的な種目です。
ルーマニアン・デッドリフト
膝を伸ばし気味にしてバーベルを下ろし、股関節の動きを主体にして起き上がるルーマニアン・デッドリフトは、ハムストリングスと大殿筋を強調して鍛えることができます。また姿勢を改善する効果も高い種目ですが、フォームを間違えると危険なので、しっかりフォームを学習しましょう。
★ここに効かせる
お尻(大殿筋)、太ももの裏側(ハムストリングス)、脊柱起立筋
①脚を肩幅程度に開き、上半身を倒してバーベルを持つ。このとき脚は伸ばし気味にしておくこと。
②股関節から身体を起こすイメージで上半身を上げていきます。
③上半身が起きたら胸を張ります。
★ポイント
足を広げて行うジャパニーズ・スタイルはお尻よりも太ももの内側(内転筋)に効くので、お尻と太ももの裏(ハム)に焦点を当てるなら、足幅の狭い“ルーマニアン”がおすすめ。お尻を常に突き出すイメージで行うと、よりお尻の筋肉に効果があり、骨盤の姿勢が整う。
森 弘子
ボディフィットネスでは東京大会4連覇、2016年には8年ぶりに大会に復帰し、関東オープン・フィットネスビキニ163cm超級で優勝を飾る。
東海大学文学部日本文学科卒。20代でモデルとして活躍するなかで無理なダイエットを経験し、健康で美しい身体づくりに目覚める。
35歳でボディフィットネス競技と出会い、東京大会で4連覇。40歳で出産を経験。
現在はソライナ株式会社にて、プロテインや健康食品の企画・開発を行う。
石井 直方
1955年、東京都出身。東京大学大学院教授、理学博士。
全日本ボディビル選手権優勝(81・83年)、アジアボディビル選手権優勝(82年)ほか、ボディビル競技での輝かしい実績を誇る。
トレーニングをテーマに次々にベストセラーを世に送り出す“筋肉博士”。
Woman'sSHAPE vol.07
『筋肉博士 石井直方の特別講義 with 森弘子 ヒップアップ完全攻略』 掲載