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【実践編】1日2万回の呼吸の質を高めたら、どんな変化が起きる?

5.ヘッドロールアップ

 

① 仰向けで両膝を立て、胸式呼吸で息を吸い肋骨を引き上げる。

② 息を吐き肋骨を下げながら上体を起こす。吐き切って背中の筋肉(脊柱起立筋)の伸びを十分感じたら、息を吸いながら①に戻る。

★上級編

 
★上体を起こしたまま腹式呼吸を数回行なうと、さらにトレーニング効果がある。

 

6.ブレーシング

腹圧を高めるトレーニング

腹式呼吸でお腹を膨らませ、膨らませたまま息を吐き切る。
以後も同様に、吸う、吐く、膝を上げるなどの動作を全て腹圧をかけ、お腹を膨らませたまま行う。
うまくできない人は、パートナーにお腹を押してもらい、その手を押し戻すように力を入れてみよう。

 

7.腹圧チェック


腹部を脱力させ、両手で腹、脇、背中を強くつかむ。
この状態で上記 6 の「ブレーシング」を行なうと、指を押し返す力でどの部分の腹圧が強いか、弱いかを確認でき、腹圧を自由にコントールできるようになる。

 

8.キャット姿勢での呼吸

背中を拡張する呼吸トレーニング

四つん這いの姿勢で頭を下げ、背中に空気を入れるように呼吸する。
背中から骨盤にかけて、
きれいなアーチを描くように、肋骨の下部から背中にかけての部分で呼吸をコントロールする。

 

 

Shieca(シエカ)
1979年生まれ。フィットネストレーナー/ReebokONEアンバサダー。
運動経験ゼロであったが、体型の崩れをきっかけに2007年、27歳で筋力トレーニングを開始。JBBFボディフィットネスに出場し、東京・関東(初代)・東日本(初代)大会チャンピオンとなる。
2010年に全日本大会準優勝、11年東アジア選手権代表に選出。実体験も交えながら、トレーニングや食事など日々のケアを提案する活動を展開中。
Instagram:@shie.ca

菅原 順二 (すがはら じゅんじ)
1978年10月28日、東京都出身。
全米公認ストレングス&コンディショニングスペシャリスト(NSCA-CSCS)。
Body Element Pilates マスタートレーナー。トレーニングスタジオ アランチャ代表
。法政大学ラグビー部でプレー後、単身ニュージーランドへ渡りNZISに入学、トレーニング学などを学ぶ。帰国後ピラティスと出合い、マスタートレーナーの資格を取得。
パーソナルトレーナーとしてラグビー選手、プロ野球選手などトップアスリートを指導するかたわら、全国を周りピラティス、マスターストレッチ、ボディキー、呼吸法などをレクチャーしている

取材・文_藤村幸代
撮影_中原義史

Woman'sSHAPE vol.14 掲載

 

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