↓まずは前回のおさらいから↓
岡部 友 (おかべ とも)
1985年生まれ、神奈川県出身。
株式会社ヴィーナスジャパン代表取締役。
高校卒業後、アメリカで運動生理学、解剖学を学び、フロリダ大学在学中に、プロアスリートに指導できるスポーツトレーナーが保持する資格NSCACSCSを取得。
女性専門ジム「Spice up Fitness」を運営。
2019年4月には、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演し大きな反響を呼んだ。
公式サイト:https://www.spiceupfitness.com/
それでは実際に、トレーニングを行う前にしっかりと「太ももの筋肉をほぐすこと」と「お尻を起こすこと」から始めてみましょう。
下半身の動きで最も重要になる動きは、ボックススクワット、ルーマニアンデッドリフト、グルーツブリッジ。
今回は、ルーマニアンデッドリフト、グルーツブリッジの基本フォームを紹介していきます。
重りなし(自重)でマスターできてから、ウエイトを使いましょう。
ヒップヒンジ系の基本
2.RDL(ルーマニアンデッドリフト)
「ヒップヒンジ(Hip Hinge)」とは、股関節から前傾することで、膝関節の動きは最小限で股関節の動きが主となる動作パターンのこと。
身体の後ろ側の筋群(posterior chain)が鍛えられます。
ヒップヒンジ系の動きの基本として、ルーマニアンデッドリフトがあります。
<やり方>
A
●脚は肩幅もしくは少し狭く開く。
●両手は太ももの上。「誰かが後ろから股関節を引っ張っている」感覚でお尻を突き出していく。
B
●お尻を高い位置で保つ。
●ハムストリングスの伸びを感じ「これ以上いくと背中が曲がってしまう」というポイントまできたら上がる。
●戻ってきたらお尻を収縮させる。
*起き上がって来るときは上半身で上げる感覚ではなく「股関節を元の位置に戻す」イメージ
* RDLでは、出来るだけバーベルを下げてハムを伸ばすことを目的にしがちだが、お尻を後ろに突き出していくことがポイントで、バーベルを下げることが重要ではない。腰を使う前に上がる。
NG
*膝はロックせず、あごは上げないよう注意!
*背中が曲がっても反りすぎてもダメ!
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