腹筋強化はもちろん、脂肪も燃焼させるのがマシンや器具を使ってのトレーニング。マシンや器具を使って、効かせたい腹筋(腹直筋・腹斜筋など)を意識して効かせられることができれば、より効果が引き出せるはず! ジムで腹筋を鍛えたいけど、マシンが多くて実際に上手に活用できていないという方、いつも同じやり方で行っているという方、さまざまなマシンや器具を上手に使い分けて、多角的に腹筋トレーニングを行いましょう!
割れた腹筋を目指す基本!!
お腹周り、特に「下腹」はなかなか鍛えにくい部位です。そのために効果の見込める傾斜のあるベンチ台を使用します。また、腹筋運動に大事な「背中の丸み」をつくるために、ボールを挟みこみます。
ボールを足に挟んだインクラインシットアップ
[腹直筋に効く!]
インクライン(傾斜のある)ベンチを使うのは、胸の下から1として4番目の腹筋まで順番に使うことで腹筋一つひとつの意識を高めるためです。上から順にロールアップしていきましょう。
★ボールを両膝の位置に挟むことによって、普通の腹筋運動では効かせにくい下腹部を意識しやすくなります。
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背中と腰をしっかり丸めましょう。背筋を張ったままだとしっかり腹筋に効きません。
ボールを背中に当てたインクラインシットアップ
[腹直筋に効く!]
ボールを背中に当てることによって、より腹筋の収縮を意識させることができます。ボールに対して、反らない状態(常に腹筋に負荷がかかっている状態)でスタートさせましょう。
教えてくれたのは n a o さん
ゴールドジムスタジオインストラクター兼スタジオディレクター。
1996年よりボディビルを始め、2005年東京選手権優勝、2015年日本選手権女子フィジーク2位、2016年北京アジア大会優勝、2016年世界選手権大会7位、2017年アーノルドクラシックコロンバス8位と、数々の好成績を収める。
文:磯貝哲也 写真:北岡一浩
※この記事は「Woman'sSHAPE(Vol.04)」に掲載したものです。