夏場は薄着になるので身体のラインが強調され、半袖やノースリーブなど肌の露出も多い季節。そこで今回は、女性の美しいボディラインをつくるには欠かせない肩の後ろの筋肉を鍛えるトレーニング種目をご紹介します。最初は慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、その分効果が大きいのでぜひチャレンジしましょう!
ディップス(アシスト):大胸筋・上腕三頭筋・三角筋前部に効く
ディップスは、胸のラインをきれいに保つ効果があります。ベンチプレスやチェストプレスに比べて、より胸の下部などへのストレッチ感があり、同時に二の腕の上腕三頭筋や三角筋も鍛えられるのが特長ですね。肩から胸の筋肉をつけることで、ウェアのトップスのラインにたるんだお肉がはみ出さないなど、特に夏場のノースリーブをきれいに着ることができます。時間がないときなどは、胸のトレーニングはこの種目だけでもOKです!
やり方
両膝をパッドに置き、両手で左右のバーを押さえて、上体は胸を張ってやや前傾。大胸筋のストレッチを意識しながら、肘を曲げて身体を下に落とし、充分に落としたところから肘を伸ばして身体を上げていく。
ポイント
①肩が前に出てはいけない!
肩が前に出ると胸への効きが弱くなってしまう。
②グリップは手のひらで支える!
バーを握るグリップは、バーに手のひらの下の部分を置いて支えるくらいでOK。親指を下から回してしっかり握ると前腕に力が入ってしまうので胸への負荷が弱くなってしまう。
③握るグリップの幅は自分の肩よりも拳一つ分くらい広めに取る
上体を起こすと三頭筋に効く!
上体を前傾させずにまっすぐ立てた姿勢から行うと、上腕三頭筋に効くので女性が気にする「二の腕」のたるみ解消に効果がある。
教えてくれたのは… 天童 愛ゆ美 (てんどう あゆみ)さん
5月10日神奈川県生まれ。ゴールドジム公認パーソナルトレーナー。
ボディビルディング2007年東アジア選手権大会52kg級2位
アジア選手権大会52kg級3位、
’07年、’08年日本選手権大会9位、
’08年ジャパンオープン選手権大会優勝、’08年ジャパンオープン選手権大会優勝、’08年東京選手権大会優勝ほか入賞歴多数
取材・文:福島知好 写真:北岡一浩