トレーニング

減量中でも妥協はするな!トレーニングメニューを変えるべきではない理由

減量中すなわちオンシーズンでは、オフシーズンと脚のワークアウトの内容は変えるべきなのか。分けて考えるべきなのか。

文:William Steven Litz
翻訳:ゴンズプロダクション

高重量を扱うのはオフシーズンで、高回数で行うのはコンテスト前。おそらく多くの人たちがそういう認識を持っているはずだ。しかし、脚の筋発達のためには高重量による刺激だけでなく、高回数による刺激も必要だ。

では、オフシーズンとコンテスト前のワークアウトは分ける必要がないのだろうか。

コンテスト前にトレーニング内容を変えるのはあまり得策ではないというのが私の考えだ。そもそも、コンディションを極めるために必要なことは、どんなトレーニングを行うかよりも、食事をきっちり管理していくことなのだ。

コンディションを作るために、トレーニーは食事を制限していく。どんなトレーニングを行ったとしても、食事制限がうまくいっていれば体重は減るし、体脂肪はしっかり削られていく。

つまり、コンテスト前に行うべきトレーニングとは、筋量を増やすために行ってきたトレーニングのままでいいということだ。そういうトレーニングなら食事制限していても筋量が減ることは避けられるはずである。

コンテスト前に選手たちが掲げるゴールは、体脂肪をできるだけそぎ落とし、デフィニションを強調したコンディションを作り上げることだ。この期に及んで筋量を増やすことをゴールにする人はいないのだ。筋量を増やすなら、当然、摂取カロリーを増やさなくてはならず、コンテスト前に摂取カロリーを増やそうなどと思う人はいないのである。

できる限り絞れたコンディションをつくることが目標だから、食事制限をし、有酸素運動を頻繁に行って、消費カロリー量を増やしていく。同時に、これまでオフシーズン中につくり上げてきた筋肉はできるだけ失いたくはない。だからこそ、オフシーズンのワークアウトをそのまま行うのがいいのだ。

まとめ

脚のワークアウトの王道とは、高重量の刺激と高回数の刺激の両方をミックスしたワークアウトだ。そのようなワークアウトはオフシーズンでもコンテスト前でも行うことができ、心身ともに追い込むことができる。

妥協しない。負けない。確実に追い込む。本気で下半身の筋肉をつくり上げたいなら、それなりの覚悟が必要である。下半身の筋肉を発達させることは、身体の土台をつくることであり、土台が頑丈であればあるほど上半身に積み上げられる筋肉も大きくすることができるということなのだ。

脚のワークアウトを避けてはいけない。どんなアスリートにとっても下半身は絶対に鍛え続けなければならない部位なのである。

-トレーニング
-, , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,