「股関節」とトレーニングの関係性をダンベルカールで解説。どうも苦手、どこに効いているのかよく分からなかった人もこれで攻略できます!
取材・文:藤本かずまさ 撮影:北岡一浩
股関節の可動パターン
まず「内旋・外旋」。これは大腿骨の向きで、大腿骨が内旋するとつま先は内側に、外旋すると外側に向きます。
「内旋」すると肋骨が締まり、それにより肩関節が内転し(=体の中心部に肩が寄る)、結果として骨盤が後傾します。つまり、体を屈曲(=丸める)しやすくなります。「外旋」すると骨盤が前傾して広背筋が収縮して肩甲骨が下がり、肋骨が開いて伸張動作を行いやすくなります。一方で、肋骨が開くので、腹圧はかけづらくなります。
次ページでは動画で股関節の内旋・外旋を解説