“令和の怪物”相澤隼人選手が武者修行として、先輩トップビルダーのトレーニングルーティンに挑戦するという月刊ボディビル誌の名物企画、ガチンコトレーニングバトル。今回は、日本屈指のバルクを持ち、今もなお進化し続ける〝ジュラシック〟こと、木澤大祐選手とガチトレ。今回は実際に行っている腕の種目の中から『ケーブル・フレンチプレス』に挑戦だ。
取材・文_月刊ボディビルディング
ケーブル・フレンチプレス
肩関節が伸展した状態で行う種目であるが、しっかりと収縮させる意識を持って行う。トライセップスVバーを使い、手の外側を引っ掛けるようにして行った。ここでもかなりの重量を扱うため、肘関節を伸展させる際は身体全体で踏み込むような感じで前に振り、その勢いも使いながら肘を伸ばす。この際、体幹の安定が必要になる。また、ケーブルはなるべく地面と平行になるようにする。
◎スタートは肘が伸びた位置で、ネガティブをかけながら肘を曲げていき、肘が曲がった位置で身体全体で受け止めて切り返す。
「重さを扱うことを意識しすぎてしまったあまり、自体重を使いケーブルを下向きになっていた。そこを木澤選手に修正してもらった途端に、レップ数がかなり落ちた。見た目は同じようだが少しポイントを押さえるだけでこんなに感覚が変わるのかと感じた(相澤)」
木澤大祐(きざわ・だいすけ)
1975年1月9日生まれ
身長:170cm 体重:82㎏(オン)92㎏オフ
「ジュラシック木澤」のニックネームで親しまれる日本屈指のバルク派ビルダー。日本選手権には16年連続出場。2017年、名古屋市内に「ジュラシックアカデミー」をオープン。
1995 日本ジュニア選手権優勝
2003 ジャパンオープン選手権優勝
2008、2019 日本選手権4位
2014、2015、2019 日本クラス別選手権85㎏級優勝
相澤隼人(あいざわ・はやと)
1999年10月21日生まれ。神奈川県出身。身長164㎝、体重71kg(オン)83kg(オフ)
2015~2017 全国高校生選手権優勝
2017 日本ジュニア選手権優勝 世界ジュニア選手権75kg 級5位
2018 全日本学生選手権優勝
2019 東京選手権優勝 日本クラス別選手権70kg級4位 全日本学生選手権優勝 日本選手権9位