“令和の怪物”相澤隼人選手が武者修行として、先輩トップビルダーのトレーニングルーティンに挑戦するという月刊ボディビル誌の名物企画、ガチンコトレーニングバトル。今回は、男気溢れるハードコアなボディビルダー相川浩一選手とガチトレ。実際に行っている「背中」の種目の中から『ベントオーバーロウ(相川ロウ)』に挑戦していこう。
取材・文_月刊ボディビルディング
ベントオーバーロウ(相川ロウ)
狙う部位 : 背中全体
この種目は、普通のベントオーバーロウとはかなり違うフォームで行う。俗に言う「ダメなフォーム」である。しかし相川選手は、このトレーニングを試行錯誤を重ねた上で発見したとのことであった。
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グリップ幅は、ベンチプレスと同じくらいの少しワイド気味に握る。普通のベントオーバーロウでは脊柱を軸に体幹を安定させて行うが、ここでは胸椎を丸めて行う為、軸が脊柱からハムストリングに移る。目線は下を向いたままであるが、ここで間違えてはいけないのが腹圧を抜くわけではないと言うことである。腹圧が抜けてしまうと腰椎の屈曲が過度に起こり腰を痛めてしまう為、ハムストリングの割合を増やした上で脊柱を固めことが大事になってくる。前傾の姿勢で上にバーベルを挙げる形のため上背部への刺激が強いが、相川選手自身は下背部のクリスマスツリーも、この種目で作ることができるとのことである。
支えを作る表現として仰っていたのだが、左のハムと右の菱形筋、右のハムと左の菱形筋を結びXの軸を作ることが重要となる。この表現は非常に理解しやすく、対角線で重量を受けるというイメージがカギである(相澤)
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