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もう一歩上の身体を目指す!ホエイペプチドの魅力

筋肉の回復と成長のために

――鈴木選手はコンテスト中も飲んでいるそうですね。
鈴木 コンテスト中は、固形物を食べるとお腹が張りますし、プロテインを飲むのも気が引けます。なので、私はホエイペプチドをチビチビと飲んでいるんです。今回の世界選手権でも朝の7時くらいに朝食を食べたら、それ以降はあまり固形物を口にしませんでした。11時くらいに予選で一度ステージに立つと、次にステージに出るのは16時くらいになるので、その間はホエイペプチドを飲みながら過ごしました。そうすると筋肉の張りが保たれているような感覚があります。
佐藤 私はトレーニング中、トレーニング後には必ず取るようにしています。アミノコンプレックスEXパウダーの初代、二代目を飲んでいたころは、トレーニング後のみ摂取していました。しかし、リニューアルの準備に取り掛かっている2009年頃に、ミロス・シャシブが「トレーニング中から筋合成は始まっている」「トレーニング中にも筋肉の材料を摂取すべき」ということを提唱し始めたんです。それで私もトレーニング中にもホエイペプチドを取るようにしました。そうしたら、別に申し合わせたわけでもないのに、鈴木選手も田代選手もトレーニング中にホエイペプチドを飲んでいたんです。感覚的なものなのか理論なのかはわかりませんが、選手の考え方は一致するんだなと思いました。
――体感はいかがでしたか?
佐藤 翌日の疲労感が軽減されていることは感じました。いいトレーニングを継続していく上では、次のトレーニングまでに体が回復しているというのは非常に重要です。私のなかでは、筋合成や集中力はBCAA、筋肉の材料はホエイペプチド、という使い分けをしています。
鈴木 私も飲むと回復が早くなるような感覚です。私はもともと身体が弱いんです。以前、遺伝子検査を受けてみたのですが、体力レベルが一般の方の半分くらいしかなかったんです(苦笑)。特に回復力は異様に低かったです。確かに、小学生のころは月に2、3回は学校を休んでいました。体が弱いからこそサプリメントの効果は体感しやすいのかもしれません。

さらなる筋発達を求める人に

――量はどのくらい取っているのでしょうか。
佐藤 推奨量は1回10gから15gですが、トレーニング中、トレーニング後にそれぞれ20gほど取っています。
鈴木 私はトレーニング中に30gを「アルティメットエネルギードリンク」に混ぜて、トレーニング後には30gをプロテインと一緒に取っています。トータル60gです。
佐藤 私もタイムリリース的な面を狙って、トレーニング後はホエイプロテインに混ぜて飲んでいます。ホエイペプチドは吸収が早いので、吸収されたあとの栄養補給を考えると、プロテインと一緒に取ったほうがいいと思っています。
鈴木 トレーニングの質がよくなりました。ホエイペプチドを飲むと、トレーニング後半の種目のレップ数が増え、種目数もこなせるようになりました。最後までやり切れるようになった、という感覚です。後半に行う種目で狙う部位を改善できたと思います。
佐藤 私も2005年ごろから成績が伸び始めたことを考えると、ホエイペプチドが体づくりに大きく貢献しているという実感があります。
鈴木 心拍数が上がるトレーニングを行うと血中のタンパク質の合成が高まると言われています。心拍数が上がるハードなトレーニングを行っている人は、ホエイペプチドを取ったほうがいいと思います。逆に言えば、ホエイペプチドを取るならトレーニングはハードに行う必要があります。食事と同じように考えればいいと思います。
――と言いますのは?
鈴木 体重を増やすと筋量も増えると考えている人もいるかと思います。ですが、若いうちはそうかもしれませんが、実際に絞ってみたら筋量が残らなかったという人は多いです。食事を多く食べると、トレーニングもよりがんばれます。トレーニングを沢山できるので、筋量が増えるということもあります。だから、食事を多く食べるなら、その分トレーニングをハードにやらなくてはいけない。それと一緒です。ホエイペプチドは、トレーニングをハードに行い、さらなる成長を求めている人に適したサプリメントです。
佐藤 筋肉を成長させるためにベストなタイミングでベストな栄養を補給することを考えると、ホエイペプチドは最良の選択だと言えます。ジムにホエイペプチドを持っていくのを忘れると、とてもテンションが下がります(苦笑)。
鈴木 背中のトレーニングの日にパワーグリップを持参するのを忘れるような(笑)。
佐藤 まさにそんな感じです。パワーグリップとホエイペプチドの選択を迫られたらホエイペプチドを選ぶかもしれません(笑)

続けてお読みください。
▶ボディビル世界王者が解説「すべての種目に共通する考え方」


執筆者:藤本かずまさ
IRONMAN等を中心にトレーニング系メディア、書籍で執筆・編集活動を展開中。好きな言葉は「血中アミノ酸濃度」「同化作用」。株式会社プッシュアップ代表。


 

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