ベテラン選手と呼ばれて引退を突きつけられながらも、加圧トレーニングを導入したことにより上位で戦える結果を見せつけた実例を紹介します。
文:IM編集部
引退危機の女子ランナーが「39歳まで第一線」で活躍できた理由
ある女子マラソン選手のケースです。彼女は大学生のころからトップレベルで活躍し、実業団に入団後も駅伝ではチームの主軸となり、マラソンレースでも日本代表として世界大会で活躍してきました。
しかし30代に突入すると、過酷なトレーニングによる故障が増え、相反するように回復力は衰え、満足のいくトレーニングが積めない状況でレースへ出る日々が日常となっていきます。3年間もがいた末に引退を突きつけられた状況の中で、彼女はオフシーズンから加圧トレーニングを導入しました。
ウォーミングアップから本練習、そして疲労回復時とあらゆる場面で加圧ベルトを使用し、ケガを起こしやすい量的問題を質のレベルアップで補うメニューを組み立てました。その結果、強化トレーニング期間のメニューが100%消化できるようになり、蓄積疲労も軽減して20代のころより筋力アップできた体をつくり直すことに成功します。
34歳にして大阪国際女子マラソンで日本人1位、総合2位と躍進、その後も39歳まで現役選手として第一線で戦うことができました。現状、日本人女子マラソン選手の競技力ピークは22から28歳くらいとされていますので、39歳まで上位争いの走りができた肉体は驚異的とも言われるレベルのようです。
加圧トレーニングを取り入れて最も変わった点は、ケガが減り少々の痛みは即日解消できて、組み立てたトレーニングメニューを十分なレベルで消化できたことだそうです。それにより自信を高めたことが、メンタルへの好影響ももたらしたと自己分析しています。
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