Vシェイプの取れたかっこいい身体を目指しているのに、鍛えすぎて逆にウエストが太くなってしまう可能性がある? 実は腹筋の鍛え方次第ではそんな裏目も存在してしまうのです。
文:William Litz 翻訳:ゴンズプロダクション
結論から言うと、見た目がかっこいい腹筋を作るという意味では、腹斜筋を刺激する必要はあまりないという意見だ。
腹斜筋は体幹部の筋肉である。つまり、脊柱を保護しながらさまざまな姿勢での動きをサポートするために働いている。そんな腹斜筋だから、激しい動作を伴うスポーツ選手にとっては強化することが不可欠な筋肉であるといえる。
しかし、見栄えのいい身体作りのために腹筋を鍛えるボディビルダーやフィジーク系アスリートが、懸命に腹斜筋を鍛えたところでプラスになるような見た目の差を生み出すことはない。
では、腹斜筋の種目でウエストが太くなったりするのだろうか。確かに、その懸念はないとは言えない。
腹斜筋の種目をしっかりやり込めば、当然、腹斜筋が肥大してウエストの太さにつながる可能性は十分にある。特に、しっかり負荷をかけて腹斜筋を刺激するような種目を行えば、場合によっては理想的なVシェイプが崩れてしまうことも考えられる。
ウエストの引き締め効果を期待して腹斜筋の種目を行っている人もいるだろうが、実際は逆効果になっている場合もあるので、注意した方がいいだろう。
腹斜筋の強化は、強い体幹部が求められる競技アスリートには不可欠だ。しかし、やり過ぎるとウエストが太くなる可能性も否定できないので、引き締まったウエストを目指す人は注意が必要になる。
現在発売中のアイアンマン6月号では、腹筋トレーニングの頻度は週1日の高強度がいいのか、毎日のようにやるのがいいのか、種目はどのようなものがいいのか、腹筋を割るために意識したい呼吸法は何かなど、腹筋に関する知っておきたい内容が特集されている。この夏、割れた腹筋を無駄なく手に入れたいならば必読の1冊になるだろう。
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