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74kg級でベンチ300kg以上挙げる超人が教える「ベンチプレス超実践的テクニック」

ベンチプレス世界チャンピオンに18回輝いた児玉大紀選手に、ベンチプレスの重量を伸ばすためのヒントを特別に教えていただいたアイアンマン2016年8月号掲載記事を紹介。ウエイトトレーニングの教科書には決して載ることのない、超実践的テクニックがそこにある。

取材・文:荒川大介

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ボトムでストレッチが極力かからないポジションを見つける

バーを下ろしたときに、全身の部位にできるだけストレッチがかからない位置を探しながらウオーミ ングアップを行う。胸を張る種目の特性上、肩や大胸筋は必ず伸展するが、その中で極力ストレッ チしすぎないようにフォームを作る。「伸展しきったところから力が入ればケガをしやすい。それを 防ぐための方法です」

受けたときに腰や首回りなどが収縮しすぎない位置で構える。「ストレッチ感が出ないと同時に、腰や背中の収縮感が出ないような位置をアップで探ります」

ときには頭を浮かせるなどして、ストレッチ感の出ない軌道を探る。「動作中にどこか引っかかる箇所がないかをチェックしながらアップします。だから僕のアップは時間がかかるんです(笑)」

寝る位置はバーがラックに当たらない範囲で近く

初心者なら、バーの直径2 本分くらい離れた位置にくるように寝るとラックからも外しやすい。「これ以上ラックから離れると、バーを外しにくくなります」

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