6月12日(土)、「マッスルゲート四国」が愛媛県のリーガロイヤルホテル新居浜で行われた。四国地方で初開催となった本大会には150名以上がエントリーし、熱い戦いが繰り広げられた。ボディビルでは63歳差の闘いや、地元愛媛の選手が大活躍などを見せたりと、様々な選手たちが出場していた。そのなかでも、メンズフィジーク176㎝超級優勝のパパマッチョ柴田雄紀選手に、15の質問に答えてもらった。
取材:FITNESSLOVE編集部 写真:中島康介
柴田雄紀選手
トレーニングをはじめたきっかけ
元々野球を中学~社会人まで続けていましたが、第2子が誕生して時間的にも野球を続けることが厳しくなってから、一人でできるスポーツを探した時に筋トレを本格的にはじめました。始めた当時は30歳(現在は34歳)で24時間ジムが流行り始めた時で、家族が寝ている時間にトレーニングできる!と思ったのもきっかけの一つでもあります。
ボディコンテストにでたきっかけ
参加者が主体となる体験型講座(セミナー)に参加し、その時にボディコンテストで入賞します!と言ったのがきっかけでした。元々、Youtubeなどを通じて、フィジークに興味があったものの、中々一歩踏み出せずにいたので、どうせやるのであれば宣言して有言実行を果たそう、と思ったのがきっかけでした。
なぜマッスルゲートに出場したのか
2020年にJBBFに参戦するつもりでしたが、コロナ禍の影響もありすべての大会が中止になり、出場する大会を模索していました。その中でマッスルゲートは2020年に感染防止対策を厳重に行いながら開催していたことが印象に残りました。2021年になったらJBBFも開催されるだろうということで、そのステップとして今回のマッスルゲート四国に参戦させていただきました。
学生時代にやっていたスポーツ
中学(軟式野球)~高校(硬式野球)~大学(硬式野球)~社会人(軟式野球)と野球一筋です!
現在の職業
会社員になります。
お仕事との両立
勤めている会社がテレワークをコロナ禍前から導入していたこともあり、フレキシブルに両立できたと思っております。例えば、トレーニングする日は朝6:00-8:00でトレーニングしてから、家に帰って9:00から仕事スタート。もしくは17:30の定時になったら、一度仕事を切り上げて18:00-20:00でトレーニングを終えてから再度仕事を再開するといったことも可能でしたので、うまく両立できたと思っております。
ご家族の反応
最初は冷ややかな目で見られていましたが、今では応援してくれています。今回のマッスルゲート四国は自分一人だけの参戦でしたが、文句一つ言わずに子供の面倒を見てくれた妻に感謝したいです。
普段のトレーニングメニュー
基本的に4分割(胸→背中→肩→脚)で行います。腕の日だけは作っておらず、空いた時間で行う形です。また1サイクル回ったら、1日オフといった形ですので週5-6日トレーニングしています。
またトレーニングメニューとしては基本的にコンパウンド(多関節)種目を重視しています。例えば、胸であればベンチプレスをメインとして上部、中部、下部といった形ですべてコンパウンドで行います。脚に関しては胸と同じくコンパウンド種目メインでスクワットでしっかり追い込んでいきます。背中、肩に関しては自分が一番効いていると感じている種目を第一種目にもっていきます。背中に関しては懸垂、肩に関してはサイドレイズです。
コンテストに向けてのトレーニングメニュー
基本的に普段のメニューから変更ありません。理由は減量時でも筋肉を減らさないように普段と同じ重量と回数を狙います。またメニューを変えてしまうとどの部位が筋肉が落ちているのかが分からなくなる可能性が高いので、基本的にメニューを変えることはありません。また大会1ヶ月前からHIITもしくは有酸素を入れていきます。
トレーニングをしていてつらかったこととそれを乗り越えた方法
実は辛かったことはあまりありません(笑)。強いて言うなら減量末期のトレーニングで体重が落ちない状況になった時ですが、その時はカロリーを下げずに運動量を増やすという方法を行い、代謝を下げずに動くことで体重が落ちたという経験があります。(今回のマッスルゲート四国の調整もその方法で行いました)
トレーニングをしていて良かったこと
友人が増えたこと、シンプルな服装(Tシャツジーンズ)が似合うようになったこと、食事管理ができるようになったこと
トレーニングでこだわっていること
第一種目目でオールアウトできるくらい追い込むこと。トレーニング前の食事(2時間前には終わらせて、しっかり消化をさせる。特に脚トレ前はお腹を空かせるくらいまで時間をあける)
食事でこだわっていること
基本的にローファット(低脂質)を徹底しております。その中で主食(炭水化物)はさつまいもをメインにしております。※減量時 腹持ちが良く食物繊維も豊富で、腸内環境を整えられるので、好んで選んでいます。
またタンパク質については、鶏むね肉(皮なし)をメインに食べることもあれば、牛肉の赤身を食べることもあります。これは牛肉のほうがクレアチンやカルニチンといったアミノ酸が多いので、発汗量やトレーニングの質が変わるかという実験も兼ねて摂取しております。
コンテストに出て良かったこと
間違いなくトレーニング仲間が増えたことです。これが一番ですね。あとは次回のトレーニングのモチベーションになること(課題などが見つかって、改善できるチャンスが増えること)だと思っています。
今後の大会での目標
2021年のJBBFオールジャパンへの出場。6/28の群馬オープンでは4位ということで、あと一歩のところでオールジャパンのクオリファイを逃してしまったので、違う大会でクオリファイを獲得したいと思います。