〈第2条〉己を知るべし!
〈第1条〉筋肉ではなく、感覚器を発達させるべし!
〈第2条〉己を知るべし!
〈第3条〉「トレーニング」「食事」「休養」はセットで考えるべし!
〈第4条〉SNSの情報はその発信者を見極めるべし!
〈第5条〉マネをする前に理論を知るべし!
〈番外編〉世界チャンプは見た!初心者の〝あるある〟ミステイク
昔は「この種目をやれば、ここの筋肉がつく」といった指導が多く行われていましたが、そうした時代はもう終わったと思います。例えば、同じベンチプレス、同じスクワット、同じデッドリフトをやったとしても、各個人で動作の違いが出てきます。そこには個人差があるので「この種目をやれば、ここの筋肉がつく」と一概には言えません。
ベンチプレスをやってはいるけど、動作ができない。それでは対象筋は発達しませんし、「動作ができていない」のは、何かしらの原因があるはずです。
なぜベンチプレスの動作ができないのか。そこを紐解くには、自分がどういう動きをしているのか、どの部位の柔軟性が足りないのか、どの関節が可動していないのか、どの関節が安定していないか、などなど、そうしたことを自分で知る必要があります。できていないままその種目を続けていると、その方にとってその種目は非効率なものであり続け、またケガにもつながってしまいます。
自分で解析するのが難しければ、信頼できるトレーナーに見てもらうというのもひとつの有効な手段です。けっこう長きに渡ってこの種目をやっているのに、その割には筋肉が発達していない。また、どうしても対象筋ではない別の筋肉に効いてしまう。そういう場合は、自分の動きを疑ってみてください。