東京大学運動会アメリカンフットボール部WARRIORSとゴールドジムのコラボ、「フィジカルモンスタープロジェクト」。ゴールドジム東陽町スーパーセンターにて、講習会「BIG3種目の活用方法について」が行われた。講師は、ゴールジムアドバンストレーナー・荒川孝行。実技編のベンチプレスを、一部お伝えする。
取材・文:木村卓二 撮影:北岡一浩
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ベンチプレス
「体幹を安定させて、胸郭と肩関節などを連動させて押すのがベンチプレスです。ただ胸を使うだけではありません。ベンチプレスで大事なのは1つだけ、肋骨を開かずに胸椎の動きが出る状態を作っておくことです」(荒川)
基本のスタート姿勢
スタート姿勢の作り方
動作
●安定したスタート姿勢を作ることができれば、その安定した位置に、身体が最短距離で戻ろうとする。そのため、極端に言えば、適当にバーベルを下ろしても、自然と安定した動作となる。
●スタート姿勢が安定していないと、不安定な位置に身体が戻ろうとしてしまい、高重量を扱うこともできない。
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荒川孝行(あらかわ・たかゆき)
1978年3月15日生まれ。東京都出身。ゴールドジムアドバンストレーナー
パワーリフティング競技歴:25年
主な競技成績:
全日本選手権93kg級 優勝5回(2007、2012~14、2017)
世界選手権93kg級 7位(2017)
自己ベスト(フルギア):スクワット327.5kg、ベンチプレス240kg、デッドリフト315kg、トータル852.5kg
執筆者:木村卓二
TVディレクター、記者として活動。複数言語に通じ、「究極のトレーニング」を求め、研究と取材に勤しむ。有資格パーソナルトレーナーとして、格闘家などへの指導も行う。