「デカくなりたい!」ボディビルダーはもちろん、ウエイトトレーニング愛好家なら一度はそう思ったことがあるに違いない。体重が競技のパフォーマンスに直結するコンタクトスポーツのアスリートも同様ではないだろうか。そこで日本ボディビル選手権トップ12人に、過去最も体重が増えたときの食事法、そして大会シーズンが終わった“オフ”である現在の食事についても聞いてみた。体重が増えにくいトレーニーや、これから身体を大きくしたいアスリートはぜひ参考にしていただきたい。
取材・文:アイアンマン編集部
アンケート項目①生年月日/②身長・体重/③最も体重が増えたときの食事内容/④体重の推移/⑤最も体重が増えた時期
①1967年2月27日
②161㎝/83㎏
③朝昼晩以外に、食パン3斤、牛乳3リットル、卵30個(全卵)、プロテイン100g、就寝前に鍋1杯の雑炊を一日のノルマとしました。当時は、体重が増えず、1年くらい変動がありませんでしたが、この食事で3週間で7㎏増えました。体重と同時にパワーも急激に伸びました。3週間たったところで体調が悪くなり、卵は10個に減らしました。
④68㎏→75㎏
⑤1987年10月~11月までの3週間(ボディビル開始2年目)
須江正尋(スエ・マサヒロ)1967年2月27日生まれ、埼玉県出身。学生時代から日本ボディビル界のトップ選手として活躍。分厚くて大きく広がった背中と日本屈指の上腕を持ち、他には誰も持ち合わせない迫力のあるフィジークを持ち、その唯一無二の存在から“伝説”とも呼ばれる。
〈大会成績〉
1988・1989年全日本学生ボディビル選手権優勝、1993年選抜70㎏級優勝、2006年日本クラス別選手権75㎏級優勝、2008・2009年日本選手権2位