ビギナーのためのバルクアップルールとして前回は栄養編を紹介した。今回はトレーニング編を紹介していこう。
多関節種目を選択する
バルクアップのためには、基礎をつくる種目を行うことが大切だ。つまり、多関節種目をメインにしたワークアウトが理想であり、一つの種目で複数の筋肉が同時に刺激を受けるようにすると効率がいいのだ。
推奨種目
●スクワット
●デッドリフト
●ベンチプレス
●ロウイング
●ディップス
●オーバーヘッドプレス
●ラットプルダウン
●プルアップ
これらの種目は全て多関節種目であり、複数の筋肉がひとつの動作で刺激を受けるという共通点を持っている。また、可動域が広く比較的高重量を扱うことができる点も共通している。しかし、これらの種目がバルクアップに効果を発揮する一番の理由は、単関節種目(アイソレーション系種目)を行ったときと比較すると、明らかに成長ホルモンやテストステロンといったアナボリックホルモンの体内分泌をより活性化させることができるからだ。筋量を増やし体を研磨していくためには、アナボリックホルモンの分泌を活発にすることが有用であり、そのためにも積極的に多関節種目を選択していくべきだ。
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