とにかく「デカい!」と言わざるをえない、バルク型メンズフィジーク選手の西﨑空良選手を今回は取材した。細かいトレーニングメニューまでも教えていただいたので、ぜひ最後まで読んでほしい内容だ。
取材:月刊ボディビルディング編集部 撮影:中島康介
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「今年は、オールジャパン選手権一本に全てを懸けて挑みたいと思っています」
トレーニングを始めたきっかけは、専門学校の授業の中でトレーニングがありました。その授業でベンチプレスの計測をしたときに、「この学校でベンチプレスの重量を1番重く挙げてやる!」と思ったのがきっかけです。初期のトレーニング内容は、毎日筋肉痛関係なくベンチプレスをオフ無しで、昼休みと放課後にずっとやってました。誰よりもやっていたので重量もみるみると伸びていきました。卒業するころには体重62㎏で150㎏挙げれるようになり、学校で歴代1位になることができました!
最初の2年間は毎日ベンチプレスで高重量を挙げることしか考えていなくて、パワーリフターになったら日本一なれるんじゃないかと思ってずっとやってきました。その後、何も目標がないまま24時間ジムに入り、ベンチプレスを続けていたのですが、続かなくなりときどきしかトレーニングをしなくなりました。そんなときにYouTubeでトレーニングの動画を観ていると、メンズフィジークという競技が目に留まりました。JBBFのオールジャパンのいろいろな選手の身体みたいになりたい!と憧れを持つようになり、それからボディメイクを始めました。ただ憧れを持っただけで大会には出場しようとは思っていませんでしが、22歳のころにメンズフィジークに出たいと思い、直近の関西オープンに出場したら、優勝することができました。それから1年に1回のペースで出場しています!
トレーニング内容はメンズフィジーク選手の身体に憧れ、大会に出場したいと思うようになり大きく変化しました。最初は毎日ベンチプレスだったものを、独学で肩ならショルダープレスやサイドレイズ、背中ならラットプルダウンという基本的な種目をやることが多くなりました。今のトレーニング内容は、脚・胸・背中・肩・腕の5分割でオフ無です。オフが無い理由は18~30歳くらいまではやればやるだけ筋肉が付くと思っているからです。何曜日にどの部位をするかなどは決めていないです。順番もやりたい部位をその日に決めるので適当にやっています! トレーニング時間は60~90分です!
こだわりは、自分の重いと思う重量を丁寧に扱うことです。僕は「あの人は身体のわりに重量が軽い」とよく言われることが多いですが、1番大事なのは、やり方次第で同じ重さでも重く感じたり軽く感じたりするの自分では重い重量で丁寧に扱うというのを意識しています。食事については、オフシーズンは2時間おきにご飯を食べたり、プロテインを飲んでいます! 炭水化物とプロテインの比率が1 : 1になるように心がけています。
今年は、オールジャパン選手権一本に全てを懸けて挑みたいと思っています。僕にとって3度目の正直になります。そしてこの2022年オールジャパンで必ず優勝します。これからの僕に注目していてください!!