上半身のトレーニングに欠かせない種目といえば「ベンチプレス」。大胸筋を鍛え、厚い胸板を育て上げるためにもまずは正しいフォームを動画で確認しておこう。
監修:鈴木雅(ボディビル世界チャンピオン)
動作
ベンチ台に仰向けに寝て、胸を張って構え、腕を伸ばしてバーを持つ。バーを持つ位置は、自分の肩幅に合わせて81㎝のラインに中指、薬指、小指を合わせるなどして調整する。目安としては、一般的な体格の人は中指から小指、身長が低く肩幅が狭い人は小指に合わせてみる。81㎝ラインがない場合は、肩幅より拳1.5~2つ分ほど広い手幅で持つ。バーを下ろす位置は大胸筋下部のラインあたり。そこから爆発的に真上に差し上げる。
ラックアップの仕方
ベンチにはバーの真下に目か鼻がくる位置に寝る。足裏全体を床につけ、股関節、膝、つま先を外に開きすぎないように。
体幹下半身から固定して、バーの下に潜りこむようにして寝て、胸を張って肩甲骨を寄せる。ラックアップして胸の上にバーを持ってきたら、もう一度胸を張る。
注意点
手首は、バーを手のひらの中央に乗せた状態から少し寝かせる(寝かせすぎないように)。指で握ると手首が立ち、手首を痛める原因になる。
バーが手のひらの中央にくるようにして握る。指で握らないように。
動画でチェック