自分の理想とする大胸筋を作ることは決して簡単なことではない。もちろんそれは他の部位にも言えることだが、大胸筋はとても目立つ部位なので、完成度が高くなればそれだけ全体の印象をガラリと変えることができる。だから多くのトレーニーが躍起になって胸のトレーニングに励んでいるのだ。今日はそんな大胸筋を成長させるための5つの大切なことを紹介する。
文:Matt Smith, CPT
翻訳:ゴンズプロダクション
大胸筋を発達させるための5つの大切なこと
❶フルレンジで行う。可動域をフルに使って動作を行えば深部の筋線維にまで刺激が行き渡り、より多くの筋線維が発達のための反応を起こすことになる。
❷胸が弱点部位なら、胸のトレーニングを行った日はタンパク質とカロリーの摂取量を特に増やしておきたい。もちろん、むやみにたくさん食べても体脂肪を増やすだけだが、バルクアップの時期なら少し多めに摂っても問題ないはずだ。カロリー制限をしながらのバルクアップはなかなか実現しないので、しっかり栄養を確保し、特にタンパク質はしっかり摂るようにしよう。
❸意識して疲労回復に努めること。睡眠は8時間以上を確保するようにし、疲労回復とともにテストステロンや成長ホルモンなどのアナボリックホルモンの体内分泌を正常に保ちたい。
❹胸筋は週2回の頻度でワークアウトしたい。胸を肥大させることを最優先したいなら、一定期間、他の部位のワークアウト量を減らしてでも週2回の胸のトレーニングができるようなプログラムを作ろう。プログラムの組み方としては、胸のワークアウトを2回に分ける。例えば1回目は背中のワークアウトと組み合わせて、2回目は他の部位と組み合わせて行うようにするといいだろう。
❺サプリメントのクレアチンモノハイドレートを活用したい。クレアチンは成長ホルモンの分泌を促したり、疲労回復にも役立つという実験結果が数多く報告されている。